FX 注文に関する専門用語23選

FX

FXにはいろんな注文方法と
それにまつわる専門用語があるので
今回は特に大事な23個について解説。

注文に関することは、
知っておかないと
怖くて取引など出来ない。

知りませんでした、では
済まないのである。

手法云々以前の問題で
基本的なところで失敗すると
ただお金が減っていくだけである。

結局FXというのは、
同じ脳みそを持った人間が、
同じチャートを見てるだけなので
そこはメチャクチャ平等。

ではなぜ収益に差が出るかというと、
前提となる知識が不足しているから。

それによって気づかないうちに
収益が減ってしまっている
ということはありうる話であり、

知識が足りない故に
損失を被っているということにすら
気づけないのである。

1 pips(ピップス)

FXにおける値幅の単位

1pips動いた=1銭動いた

ドル円、ユーロ円など、
後ろに円がつく通貨ペアは、
1銭=1pips

108.15円だったら、
5の位がpipsになる。
(小数点第2位)

ユーロドル、ポンドドルなど
後ろにドルがつく通貨ペアの場合、
1.3893であれば、
一番後ろの3のところがpipsになる。
(小数点第4位)

pipsのことをポイントと
表現することもある。

2 証拠金

FXトレードをするために
必要な担保金・見せ金のこと。

証拠金を証券口座に入れておかないと
FX取引出来ない。

勝てば証拠金が増えていき、
負けたら証拠金が減っていく。

3 証拠金取引

証拠金を使ってトレードすること。

レバレッジをかけることが
前提となっている。

つまり、少ない資金で
大きいトレードができる。

4 通貨量

取引の単位。

10000通貨
→1pip動いたら100円の損益が出る。

5 ロット

通貨量をカタカナにしたもの。

証券会社によって変わるが
基本的には以下の通り。

国内証券会社 10000通貨=1ロット
海外証券会社 10000通貨=0.1ロット

6 必要証拠金

1ロット(10000通貨)の取引をするには、
決められた額の証拠金が証券口座に
入っていないとできない。

ロットが増えれば
必要となる証拠金は多くなる。。

為替レート✕通貨量÷レバレッジ
=必要証拠金

為替レート120円で10000通貨
国内口座でレバレッジ25倍だとすると、

120円✕10000通貨÷25=48000円、
つまり証券口座に48000円ないと
取引出来ない。

一方海外口座でレバレッジ1000倍だと、
120円✕10000通貨÷1000=1200円、
つまり1200円あれば10000通貨の
取引ができてしまうというわけである。

ハイレバレッジが危ないと言われる理由は、
必要証拠金が少なくて済むので
どんどんポジションを持ってしまって、

逆行したときの損失額が
大きくなってしまうから。

レバレッジが低い場合もリスクがあって、
必要証拠金の額が大きくなるため、
ギリギリの金額でFXをやっている場合、
強制ロスカットにも会いやすくなる。

7 有効証拠金(純資産)

証券口座に入金されているお金に
含み益があれば足し、
含み損があれば引いた金額。

取引しようとする際、
有効証拠金が必要証拠金に
足りていればポジションを持てる。

8 強制ロスカット

証券が記者が決めたルールをもとに、
ポジションを強制決済すること。

強制的に損切させられるということ。

証券会社が設定した
証拠金維持率(有効比率)が

一定水準
(50%だったり100%だったり
 証券会社によって異なる)
を下回った場合に起こる。

自分が使っている証券会社の
強制ロスカットは、
何%で発動するのか
必ず把握すること。

9 証拠金維持率(有効比率)

有効証拠金÷必要証拠金✕100
=証拠金維持率(有効比率)

国内の証券会社は、
証拠金維持率100%を下回った時点で
強制ロスカットになる会社が多い。

海外の証券会社、
例えばXMは20%を下回ると
強制ロスカットになる。

自分の使っている証券会社が
証拠金維持率何%で
強制ロスカットになるのか、
必ず事前に把握すること。

国内口座では、必要証拠金ギリギリしか
証券口座に入れないで取引をすると、
僅かでも逆行するとすぐに
ロスカットになってしまう。

証拠金は十分に余裕を持たせよう。

10 レバレッジ

レバレッジとは、どれだけの
ポジション量を取れるかということ。

レバレッジが高いと
必要証拠金は低くなる。

レバレッジが低いと
必要証拠金は高くなる。

レバレッジが高い証券会社を使えば、
同じ証拠金の額であっても
いっぱいポジションを持てる。

大きくロットを張れる。

11 成行注文

今この瞬間のレートで
売り買いすること、取引すること。

12 指値注文

予約注文のこと。

今より安いところで、買い・売りの予約を
入れておくことができる。

買い注文は今の値段より安いところで、
売り注文は今の値段より高いところで
予約を入れておくのが基本的な使い方。

より有利なレートでポジションを
持つための予約注文である。

13 逆指値注文

基本的には損切り注文のことを指すが、
新規の注文でもできる。

正確に言うと、今より不利なレートで
ポジションを持つこと。

損切り注文のことと
理解しておいて問題ない。

14 IFD注文(イフダン注文)

新規の注文と
決済(利確or損切のどちらかだけ)の
予約注文をセットでやること。

15 OCO注文

上がった場合、下がった場合の
両方で予約注文でき、
どちらかが成立したときに
もう一方は自動でキャンセルとなる。

ポジションを持ったときに、
利確と損切りを入れておくのがコレ。

16 IFO注文(イフダンOCO)

有利なところで指値注文、
それに加えて利確と損切りも
セットで注文しておける注文方法。

17 資金管理

証拠金維持率どれくらいで運用するか、
どれくらいを保った状態で
トレードかということを決めること。

18 許容損失

1日のうちで許容できる損失のこと。

3-5%が一般的。

10万円の証拠金だと、
1日の許容損失は
3000-5000円となる。

19 両建て

買いのポジションと売りのポジションを
同時に持つということ。

基本的には意味がない。

20 ツナギ

本来は株の用語。

長期で買いのポジションを持っていて、
その含み益が大きい場合において、
短期的には下落局面の場合に、
短期売りポジションを持って
利幅の確保をする方法。

両建ての応用。

21 ヘッジ

株の用語で「回避」という意味。

リスクヘッジのこと。

長期保有している買いポジションが
含み益の場合で、

短期的に動いている
他の通貨ペアのポジションを
持っておくこと。

考え方としては、
FXだけでなく、株や仮想通貨など
他の投資商品と絡めてやることが多く、
FX単体では基本的には使わない。

22 スワップ

それぞれの国の中央銀行が
政策金利を決めており、
金利が高い通貨と低い通貨がある。

金利が低い通貨で金利が高い通貨を
買っておくと金利収入が入る。

金利が低い通貨は、日本円。

金利が高い通貨は、
トルコリラ、メキシコペソ、
南アフリカランドなど。

逆に金利が高い通貨で
金利が安い通貨を買っていると、
マイナススワップと言って
金利を払わなくてはならなくなる。

ドル円でいうと、
ドルをロングしていれば金利がもらえ、
ドルをショートしていれば金利を払う
ことになる。

23 スプレッド

買うときと売るときのレートの差であり、
それはトレードするときに
証券会社に払う手数料となる。

エントリーした瞬間は
スプレッド分だけ含み損から始まる。

ドル円が一番スプレッドが狭い。

マイナーな通貨ペアになると
スプレッドは広がる。

ただしスプレッドが狭ければ
いいというものでもない。

約定力と約定スピードが
劣っている証券会社もある。

注文ボタン押したのにくるくる回って
なかなかポジションを持てないなどは、
約定力・約定スピードがない会社である。

証券会社を選ぶ場合は、
スプレッドだけでなく
約定スピードと約定力にも
注意が必要。

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