ローソク足とチャートパターンの基礎

FX

重要なローソク足の形

ローソク足のパターンで
本当に重要なのはほんのわずかです。

いくつかのローソク足の
パターンを覚えてれば、
ローソク足チャートを読むことに
不自由はありません。

同事線
■長い上ひげ、長い下ひげ

同事線

まず一番最初に紹介したいのが
同事線です。

同事線は、始まった値段と
終わった値段がほぼ一緒の時に
見られるローソク足です。

上昇と下落の力が
均衡しているがゆえに
同事線が出現するということです。

同事線を見つけたら、
次の足以降に何かしらの変化が
起きるんではないだろうかということを
頭に入れておくとよいでしょう。

ただこの変化というのは、
今までの流れとは違う
という意味ではなく、

上昇していたのがさらに加速をする、
下落をしていたのが同事線が出て
さらに下落が加速をする、

というのも一つの変化です。

とにかく、同事線の次の足以降は、
新しい流れが出る可能性がある
という風に覚えておけば
よいと思います。

長い上ひげ 長い下ひげ

続いて紹介したいのは
ひげの長いローソク足です。

上に伸びているのを上ひげ、
下に伸びていれば下ひげ
と呼びます。

高いところで上ひげの長い線が出たら
天井の可能性がある、

安いところで下ひげの長い線が出たら
大底の可能性がある、

つまり今までと逆の方向に行く
可能性があるということです。

上ひげ、下ひげ、
このひげの長いローソク足が
高値近辺、または安値近辺に
出た場合には相場の流れが変わる前兆です。

まずはこの二つのローソク足を
しっかり覚えるだけで、
チャートの読み方というのは
格段に良くなるはずです。

重要なチャートパターン

チャートパターンについて、
全部で三つ紹介します。

天井をつけるパターン、
安値(底)をつけるバターン、
エネルギーが溜まるパターン、
この三つです。

ダブルトップ・三尊(トリプルトップ)
■ダブルボトム・逆三尊(トリプルボトム)
■三角持ち合い ペナント

ダブルトップ

まずは天井付けるパターンです。

この形は、ダブルトップと
呼ばれています。

ほぼ同じぐらいの高値が
2回あります。

多少どっちかが高くても
低くても構いません。

一番大事なのは、
高値と高値の間にある安値です。

これを押し安値と言います。

この安値の水準に線を引いてください。

これをネックラインと言います。

このネックラインを割り込むか
どうかが大事です。

割り込むとダブルトップが
完成ということで、
ここから下落が加速します。

ダブルトップを見つけたら
まずはネックラインを引く、

高値と高値の間の安値の水準に
線を引いてここを割り込むか否かに
注目します。

三尊

ダブルトップの発展形で、
三尊天井があります。

トリプルトップ、
ヘッドアンドショルダーなど
いろんな言い方があるのですが、
3回高値をとるということです。

これもダブルトップ同様、大事なのは
高値と高値の間にある安値です。

この安値の水準が
トリプルトップの場合にも、
ほぼ同じ水準になりますので、
ここに線を引きます。

このネックラインを割り込むのか否か、
要注目です。

割り込まなければ、また反発上昇して
高値を目指した動きになってきますが、

割り込んでくると、高値形成が明らかに
なりますので、売り圧力が強くなり、
大きく下落をしていく可能性が
あるということです。

まずは天井を付けるパターンである
ダブルトップ、
発展形の三尊天井トリプルトップの形は
しっかりと覚えておいてください。

ダブルボトム

続きまして、
安値、底を付けるパターンです。

これは、高値を付けて天井となる
パターンの逆です。

ダブルボトムと
逆三尊(トリプルボトム)
といいます。

ダブルボトムは、安値の間に
高値が存在します。

これを戻り高値と言います。

この戻り高値に線を引きます。

このネックラインを超えるか
どうかがポイントです。

超えれば上昇期待が広がります。

でも越えられなければ
まだ安値を確認する可能性がある
ということで、
そこを試しに行く動きになります。

逆三尊

逆三尊は、安値が3回
形成された形です。

戻り高値の水準もほぼ一緒なので
そこに線を引きます。

ネックラインを超えるかどうかが
大事なポイントというのは同じです。

繰り返しになりますが、
高値を付けるパターンも
安値を付けるパターンも、

ネックラインを引いて
それを超えるかどうかが、
非常に大事なポイントに
なってきます。

ネックラインを割り込んだ場合は、
大きく値が動きます。

超えるだろう、
いや俺割り込むだろう、

とかいう不確かな予想で
トレードに入るというのは
非常にリスクがあります。

これらのパターンというのは
確定した後にトレードに入っても
十分な値幅となります。

三角持ち合い

最後に、エネルギーが
溜まっていくパターンです。

上昇トレンド、下落トレンドを
捕まえてトレードしたいところですが、

持ち合いが続いていると
どちらの方にトレンドが出て行くのか
わからないものです。

しばらく見ていると、
上昇と下落がの力が拮抗してきて
上下に動かなくなり、最後は
どちらかにトレンドが現れます。

この状態をエネルギーが
溜まっているという表現を
していきます。

三角持ち合いについては、
大きく分けて二パターンあります。

上昇エネルギーの強い三角持ち合い

一つ目は、下値が右肩上がりに
切り上がって行くけど、
高値の水準はほぼ変わらない、
という形で三角形を描いてくパターンです。

この三角形は、上昇エネルギーの
強い三角持ち合いです。

下落エネルギーの強い三角持ち合い

二つ目は、
高値が右肩下がりになっていて、
安値はほぼ同じ水準という形で
三角形を描いてくパターンです。

この三角形は、下落エネルギーの強い
三角持ち合いです。

ペナント

三つ目のエネルギーが
溜まってる形として、
ペナントという
三角持ち合いがあります。

だんだんと先が細くなって、
上下に動かなくなります。

エネルギーが溜まってる状態です。

最後どちらかに離れていきます。

このパターンを見つけた時に、
上に行くか下に行くかを
不確かな相場観で
トレードするのではなく、

上下どちらかに離れるのを
確認してからついていくのが、
リスクを少なくトレードできる
方法です。

まとめ

今回のまとめです。

ローソク足については、
まずは同事線、ひげの長い線を
しっかり押さえてください。

そして、
天井・底値をつけるパターンを押さえ、

エネルギーが溜まっていく
持ち合いのパターンを押さえることに
注力してください。

そうすれば、ローソク足チャートは、
かなり読みやすくなるんでは
ないでしょうか。

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