ポジポジ病と闘いながら、辛抱に辛抱を重ねてタイミングを計り、後悔しないタイミングはここだ!と思ってした渾身のエントリーが、思いっきり逆に行って、それも想定していた損失をはるかに超えてしまったとき、その人にはブチ切れることしか残っていません。台パンならぬ机パンや壁パン、マウスたたきつけなどはもちろん、真夜中に奇声を発した後、一人で涙したこともありました。
FXの相場で勝ち切るためには健全なメンタルが必要だと言われていますが、多くの人が相場に翻弄され、退場の憂き目にあっています。
メンタル崩壊、相場から退場となった原因は自分のせい、ではなく完全に相場のせいです。
素直で心優しきトレーダーたちのメンタルをブチ壊すきっかけとなる値動きとはどのようなものなのでしょうか。
今回は、素直で心優しきトレーダーのひとりである私が、心の底からブチ切れたFXでの値動きを5パターンご紹介します。
このような値動きは、実は割と頻繁に発生し、私たちをイライラさせてくれます。
トレードで利益を上げていくためには、健全なメンタルを保つことが不可欠です。
トレーダーがまんまとハマる、負け確定のブチ切れる値動きパターンは実はそんなに多くありません。ブチ切れパターンを暗記しておき、見たことあるぞ、そのパターン!という場面では、決してエントリーをしない!エントリー済みであれば深追いしない!と心に決めておきましょう。
①エントリーした瞬間逆行してブチ切れ
ブチ切れ度 ★★★
「上だ!」と思って買いエントリーした瞬間、下がり始め、「そういうことなら下だ!」と思ってドテン売りエントリーすると火柱が上がる。バカにされているとしか言いようがありません。当然あなたもこんな経験は何度もしてますよね。
そんな中でも特にブチ切れるのが、トレンドが出ているときです。

数時間ダラダラと下落し続ける相場。最初は、サポートラインで止まったら、様子を見て買いエントリーしようと冷静に考えていたけど、あっさりラインを割ってずるずると下げていく。そんな相場を見ていると、なんだか損した気分になって、じゃあこのトレンドに乗っかるか、ということで売りエントリーしちゃうわけです。
エントリーした瞬間は含み益が出てくれるので、ホッと一安心するのですが、ものの数分で含み益はなくなり、建値あたりまで戻ってきた瞬間、待ってましたと言わんばかりの反転火柱が上がります。。
「今まで順調に下げてきたじゃん…」と独り言をつぶやいてしまうのも無理はありません。オレがエントリーしたときにトレンドが終わり逆行する病が発症しました。こうなるとモニターををグーで殴りたくなるほどブチ切れることになります。
②損切後、思惑方向に相場が動いてブチ切れ
ブチ切れ度 ★★★★
売りででエントリーしたのに思うように伸びず、直近高値を上抜けたので損切を入れドテン買い。その後、少し含み益が乗った後に暴落…。絵にかいたような往復ビンタであり、実はラインブレイク時によく目にする光景。
出来上がったチャートだけ見れば単なる戻り売りなのですが、ローソク足形成中はトレーダーにはトレンド反転に見えています。最初のショートで損切喰らっているだけに、本当に悲惨な状況です。

何がブチ切れるって、最初のポジション持ってりゃ爆益だったことです。
ビビッてポジションとれないときはテクニカルなんてカチ無視でスーッと伸びるのに、なんで今回に限ってこんな教科書通りの動きするんだよ!とブチ切れることでしょう。
こんなことが何度か続くと、自分のポジションは見られてるんじゃないか、オレの損切を狩りに来たんじゃないか、と思ってしまいますよね。実際に見られていると思ってトレードした方が勝てるのかもしれません。
③利確後バイーンでブチ切れ
ブチ切れ度 ★★
FXで勝ってブチ切れる。そんなことがあると思いますか?…それがしょっちゅうあるんです。このケースは、まさかの「勝ったのにブチ切れ」です。

ヨコヨコ状態からちょっと上に抜けたと思ったらすぐに戻されて、これはやばいと思って微益撤退した瞬間、思惑方向に延びていく。あと数分待ってたら爆益だったのに…。こんなとき、全く負けていないのにブチ切れます。
数時間粘って数pip勝ち、その後15分で50pipも動かれたら、そりゃ誰だってキレます。「さっきまでのはダラダラは何だったんだよ!」と言いたくもなりますよね。
この後にロットを上げて、ナンピンしまくって、大損こいて自暴自棄になりメンタル崩壊というのがお決まりの負けパターンです。
④完璧な利確後、ラインブレイクしてブチ切れ
ブチ切れ度 ★★★
自分の思い通りのトレードができた。読み通りに相場が動いてくれた。さすがにこんなときにブチ切れることはないと思うかもしれません。しかしながら、このような理想的な状況においてもトレーダーというやつはブチ切れてしまうのです。
自分なりに完璧なトレードができたときでもブチ切れることができる、それがFXなのです。

レンジブレイクでエントリーし、その後、重要な水平ラインで利確。見事なトレードなのですが、相場はその後褒めてくれるどころか、おまえの環境認識はクソだったと言わんばかりの特大トレンドを形成してくれます。
あと1分持ってりゃ爆益だったのにね!じゃねーよ!思いっきり相場に馬鹿にされた気分であり、マウスをぶん投げたくもなりますわ。
⑤エントリー直後に逆行+損切後、相場反転コンボ
ブチ切れ度 ★★★★★
デールカーネギーの著書「人を動かす」によると、人がブチ切れる理由は一つしかなくて、それは「バカにされたとき」だそうです。
エントリー直後に逆行+損切後、相場反転コンボは、
本当にトレーダーをバカにしたような値動きで、心の底から素直にブチ切れることができます。
〇はエントリー、☆は損切りです↓

最初はブレイク狙いの買いでロングエントリーするもあえなく損切。
ドテンで売りを入れると最初のうちは含み益が乗るのですが、謎のポイントで反転。
3度目はブレイク後の押し目を待って自分では理想的なエントリーをするも直後に反転急落し、水平線チャネル内に戻り、押し安値も切り下げて損切させらる。
極めつけは、再度、謎のポイントから反発し、上昇トレンドを形成、高値ブレイクしていく。
こうなるとメンタル的にもお財布的にもリソースは残っておらず、トレンドフォローのロングエントリーなどできるわけがありません。これが有名な地獄の1往復半ビンタです。
このコンボが決まると、どんなに心優しい人でも必ずブチ切れます。マウスを思い切りぶん投げ、目の前の壁にグーパンします。
その後、そっとパソコンを閉じて頭を抱え、何度も深いため息をついたあと、「やっちまったぁ…」と一言つぶやいてと自己嫌悪に陥ることでしょう。
いかがだったでしょうか。
あなたもこれらのパターンでブチ切れた挙句、ロットを引き上げた無茶なトレードをしたり、無限ナンピン乱射トレードをしたりした経験があるのではないでしょうか。
最後に、ブチ切れ対策を伝授いたします。それは簡単なことです。
「一度負けたら、ブチ切れる前にその日はチャートを閉じる。」
ブチ切れて良いことなど一つもありません。これができれば、FXの成績は、これまでより格段に良くなる…かどうかは分かりませんがとにかく人間という状態を保つことができます。
そう簡単ではないことは、私自身経験者ですからよくわかっているつもりです。ブチ切れて退場するよりも相場の世界でしぶとく生き残るには、自分の負けパターンや美ち切れパターンを暗記して、想定外を極力なくしていく努力が必要なのです。
FX初心者から上級者まで使える
トレードを本気で学び、成長したいあなたにおすすめなのが「ワンクリックFX MT4特割セット」。
このセットは、練習・本番・検証・リスク管理を一貫してアシストする総合ツール群です。
シミュレーターで何度も練習し、本番トレードでの自動計算とリスク管理で安心のトレードを実現。さらに、AIを使った分析も可能で、次の一手を見つけるヒントが得られます。
これまでの「矢印に従うだけ」のツールとは一線を画した、本質的なトレードスキルを磨けるプロダクトです。これで、あなたも次のレベルに進む準備が整います。
コメント