勝ちたいなら長期足のトレンドに順張り。
トレーダーならだれもがうなずく
教科書通りの言葉ですが、
これで勝った試し、ないでしょ?
実際に勝っているのは、1勝3敗の
スイングトレーダーぐらいのもんで、
トレンドフォローできる確率が30-40%。
つまり、スキャルパーやデイトレーダーで
トレンドフォローしている人は
だいたい負けてるということです。
たとえばこの4時間足で上昇トレンドの相場。
パッと見はどこで買っても
爆益間違いなしのイージー相場に
見えるかもしれません。
実際に図のもみ合い抜けで買いエントリー。
一時は上昇するも、
ヒゲになって陰線が3本続き、
その後再度もみ合ってから
上昇に転じています。
直近安値に損切りを置いておけば、
余裕勝ちに見えますよね。
ところがどっこい、
□部分を5分足に拡大してみると…
12時間、100pips以上の大暴落、
長期足のトレンドフォローで耐えれます?
図で勝とうとすると150pipsほどの
損切り幅を持たせる必要がありますが、
そんなバカはおそらくいないでしょう。
これは、長期足では順張りだが
短期足で逆張りになっているために
負けてしまいます。
基本は、短期足で順張り、
長期足でも順張りであり、
短期足トレンドが転換したときは
長期足トレンドが変わっていないから
粘るのではなく、速やかに撤退する
必要があります。
長期足トレンドを信じていたら
ちょっとした戻り目で買い
エントリーしてしまうかもしれません。
ただ、短期足に順張り、長期足でも
順張りというボーナス局面においても
罠は存在します。
この部分↓です。
300pips級の暴騰局面で、
5分足を見てもどこで入っても
爆益になります。
…が、ストップ狩りが
待ち構えているんですよね、
こういうときは。
思いっきり長い下髭が表れて、
そこで利益が乗っていたロングを
切らされた挙句に、
大底ショートを掴まされるという
最悪の事態を招きかねません。
トレンドはだれがどう見ても上ですから、
一度掴まされたら最後です。
このようにトレンドフォローというのは
トレンド初期段階で乗れた人のみが
受けれる恩恵にすぎません。
スインガーであれば、トレンドに
乗り遅れた時点でもうエントリーしない。
トレードの時間軸が短くなると
難易度が高くなると言われるのは
そのとおりで、
デイトレーダーは基本的に
長期足のトレンドには乗れないので、
目の前の値動きを適切に判断する
力・知識・経験が必要です。
エントリーチャンスの基本は、
4時間足のトレンドに逆行している
5分足トレンドが転換した
タイミングになります。
このタイミングでトレンドの初動から
乗るしか個人トレーダーに
勝ち目はありません。
ぜひ長期足と短期足のチャートを
複合的に見れる目を養いましょう。
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