それでも私は騙される

FX

オオカミ少年は、「オオカミが来たぞ」と嘘をつきまくった挙句、最終的には誰にも信じてもらえずオオカミに食われてしまうわけですが、相場では真逆でして、騙されたやつが食われるのがこの世界のつらいところです。騙されないためには、①低レバで50pip程度の上下動はノイズと考え、ドーンと構えておく②取れる値幅は少なくなるが方向性がはっきりするまでエントリーしない、という2つの方法が考えられます。しかしながらせっかちで欲張りな私にはどちらの方法も選べませんので、③潔くまんまと騙される、を選んでしまうわけです。「お、上に抜けたな。おし、ついてったろ」とエントリーしたのが1回目。エントリー後、3pipほど含み益になるも、その後急下降して損切り。「だましとはやるやないけ。売りで入ったるわ」とエントリーしたのが2回目。これは10pipほど含み益になったので、建値にストップを置き粘ってやろうと目論んだのですが、数分で建値に返ってきて、ちょっと決済で値が滑ったので微マイナス。この後、相場は不規則な上下動を続け、「ははーん、さてはレンジだな」と気づくのは3往復ほどビンタを食らった後になります。最後は、「よし、上に行くか下に行くか見届けてからエントリーしてやろう」とチャートと数時間にらめっこすることになるわけですが、進んだのは上でも下でもなく右。お金と時間を無駄にした一日で徒労感だけが残りました。結論、騙されるやつが悪い。

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